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6月29日(金)30日(土)に開催された、

AHEAD-Japan(全国高等教育障害学生支援協議会)の第4回大会に

展示参加させていただきました。

当日は障害をもつ学生が、社会参加のための教育を受けられる環境のために

何ができるか という雰囲気が会場を占めるなか、

参加者の先生方からロジャーの試聴希望をいただいたり、

実際にロジャーの機器を導入された、その後に発生した疑問点やご質問等についてお話させていただいたり、

大盛況の会場のなか、たくさんの有難いお時間を頂戴しました。

また、開催されていた分科会においても、大学等における支援体制の構築についてや、

将来の障害学生支援コーディネートの在り方について、といったテーマで

障害学生支援に取り組まれる先生方のお話をお伺いできる機会もありました。

第4回大会HP:http://ahead-japan.org/conf/2018/program.html

 

ロジャーをはじめ、フォナックの機器を数ある選択肢の中から選んで使って活用いただくことで、

お使いになっていらっしゃる方が社会の中で快適に、

そして羽ばたいてご活躍いただけたら、こんなに嬉しいことはないと改めて思います。

 

また、たくさんの方々がご自身に合った解決策をお選びいただけるよう、

その一つの道具として知っていただけるよう、

これからも試聴体験していただける機会や、場所を増やして参りたいと思います。

2016年4月に施行されました障害者差別解消法に基づく合理的配慮の一環として大学や企業からロジャーのお問い合わせや設備導入の案件が増えております。

早稲田大学 障がい学生支援室様ではフォナックのワイヤレス補聴援助システムがFMの時代から設備器材としてご活用いただいております。 今回、ロジャーのタッチスクリーン マイクやパスアラウンド マイクをご導入いただきましたご担当者、志磨村早紀さんと、実際にご活用いただいている学生、河野葉月さんにお話をお伺いしましたのでご紹介いたします。

障がい学生支援室でのご対応について

― 早稲田大学におかれまして、所属学生に対してどのような形で支援の姿勢を発信・共有なさっていらっしゃるのでしょうか。

志磨村さん 早稲田大学では入学希望者の願書提出時に、特別な支援が必要な方からの申し出を受け付けています。その申し出を受理後、障がい学生支援室でどのような配慮の提示が可能かを検討し、当該の学生に対してその旨をお伝えしてから実際の受験に進む形で支援を行っています。

私自身も補聴器を使っていて、早稲田の卒業生なのですが、私の入学時にも対応についての説明がありました。

河野さん  いくつかの大学を受験して、一番しっかりと配慮について提示いただけました。配慮があることで安心して受験できました。みんな自分でサポートのある大学の情報を調べたりしています。

志磨村さん 入学後にも、面談や都度相談の機会を持つことで、必要なサポートの確認や手配をしたり、サポート機器の貸し出しを行ったりという形で支援の体制とっています。またHPを通して様々なサポートの情報を発信しています。

早稲田大学で配布されている支援内容についてのガイドブック 学内での様々な障がいに対する合理的配慮の姿勢について詳細が説明されています。

― 河野さんは今、ロジャーをどのようにご活用でいらっしゃいますか

河野さん 両方の耳に補聴器を使用していて、FMの受信機をもともと持っていたので、送信機としてロジャーインスパイロを、受信機としてロジャー マイリンクを借りています。講義の時にはインスパイロを先生にお渡しして、

グループワークなどの際にはタッチスクリーン マイクを使っています。

志磨村さん 支援室では、ロジャー タッチスクリーン マイクを貸し出しを行っています。

 

― 河野さん以外の学生でロジャーをご活用されているかたはいらっしゃいますか。

志磨村さん 他に1人使っています。2人以外にも試してみたいということで貸し出しをした学生は何人かいますが、相性というか活用がしっくりこず、他の支援を活用している聴覚障がいの学生もいます。

河野さん マイクを持ってもらう ということに遠慮する気持ちができたり、ちょっとした使い方の説明を自分でしたりするのでタイミングによっては遠慮してしまうこともあります。色々な支援との組み合わせを知っているのが大事なのかもしれません。自分は小学生のころからFMをつかっているので先生にマイクを渡すのも慣れている方ですが、先生によっては講義開始のちょうどのお時間にいらっしゃったりするので、そういう場合にはマイクを渡すタイミングを逃してしまうことがあったりします。その場合はノートテイクのサポートで内容を確認したりすることによって情報を逃さないように工夫しています。

<ロジャーを活用いただくなかで、課題だと感じることは何かおありになりますか?>

志磨村さん やはり、使用する学生がマイクを話者に渡すタイミングや、使用方法の説明の仕方などには改善の余地があると思います。例えば使う側が聞こえているかの確認をする方法や、衣擦れ音が出ないようにする工夫など、毎回毎回自身で説明をするのは地道に大変なので、サポートツールがあるといいなと思います。

河野さん グループワークの雑談の時に、タッチスクリーン マイクを置きっぱなしにする方もいらっしゃるので、そういった簡単な使用説明書はあると助かります。

<今後の目標などお伺いできますか?>

河野さん 4月に入学した人間科学部には、文系と理系の両方の勉強を、学科を超えて学べる環境があるので、色々な勉強をしていく中で、方向性を探していきたいと思っています。

志磨村さん 様々なサポート方法があるので、障がい学生が自分で活用方法を選択し、学びを充実させていけるように支えていきたいと思っています。

お話をお伺いした障がい学生支援室の志磨村さん(右)とロジャーをご活用いただいている河野さん(左)

 

お二人にお話しいただく中で、ロジャーの送受信機を様々な支援方法と一緒に活用していただいている場面や使い方そのものについても、より発信していきたいと感じました。

貴重な機会をいただきましたお二人と早稲田大学障がい学生支援室の皆様に改めましてお礼申し上げます。

早稲田大学 障がい学生支援室 リンク:https://www.waseda.jp/inst/dsso/

2017年12月にヤマハ発動機株式会社(以下ヤマハ発動機)様にロジャー ペン5台、ロジャー マイリンク5台を導入して頂き、今回人事部のご担当者様とロジャーを使用されている社員のF様にお話を伺う機会を頂きましたのでご紹介いたします。

ヤマハ発動機様には聴覚に何らかの課題をお持ちの社員が60名以上在籍(2018年3月現在)されています。同社ではUDトークを全社的に取り入れたり、様々な援助機器を導入されたりと積極的に合理的配慮に取り組まれております。
この度、こういった配慮の一環としてロジャーを導入して頂きました。

ロジャーは昨年、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構様に相談なさったところ紹介を受け、無償の貸出し制度を利用されたのち導入に至られました。
現在ロジャーを活用されている社員F様は昔の補聴援助機器のイメージと比べてロジャーの音がクリアでとても驚かれたとおっしゃっていただきました。
昨今、季節によってはマスク着用者が多くなり、声も聞きとり難く口話も読み取りにくい状況が多くなっていらした中で、ロジャーを使い始められたF様。ロジャーを使用し始めてからは困らなくなり、朝礼や会議でも活用できて助かっているとのこと。また席で業務をされているにいるときでもロジャーを使用していらっしゃり、今まで聞こえなかった周りの音が聞こえるようになって、びっくりされたと教えていただきました。
またロジャーや電話補助機器を使い始めてから『聴者と変わらない仕事ぶりになって上司も喜んでいる』というお話や、他のロジャー使用者の方が『休憩時間にみんなで話せるようになって楽しい』とお話されていたということを伺い大変嬉しく思いました。

ヤマハ発動機様では現在、ロジャーを使用されている社員の方から使用状況をヒアリングなさったり、使用者同士で使い方の不明点や良かった使用方法などを共有する懇談会の開催を予定されたりされていると伺い、社員の方へのきめ細かい心配りに大変感銘を受けました。
ロジャーに関する情報を発信していくことで、きこえでお困りの方々や合理的配慮に基づくサポートでお悩みの企業様の一助となるよう今後も導入事例をご紹介していきたいと思います。

318日(日)、岡山県聴覚障害者センターで開催された岡山県難聴児を持つ親の会様の講演会に、ロジャーとフォナックの補聴器の試聴体験に参加させていただきました。 

当日は全国難聴児を持つ親の会 会長の鎌田氏の講演を中心に開催され、フォナックの製品説明と試聴体験をしていただく機会を頂戴しました。

 

鎌田氏の講演では、難聴児の今と未来に向けて、情報保障と情報支援との違いや、補聴支援機器の普及・連携、スマートフォンやタブレットの活用など、聴覚障害児(者)へのICTIoTの対応について、時代に即した支援や先を見据えた活動のご紹介がありました。

その中でロジャーについてもご活用例を紹介いただき、試聴体験していただいた保護者・装用者の方の中から、ロジャーを使用していても学校の先生にマイク装用の依頼が理解していただきにくい場合があるなどのお話を伺うことができました。同じ状況のお話を様々な地域の保護者の方からお伺いすることがあります。

フォナックとして、聞こえに課題をお持ちのお1人お1人の活躍をサポートさせていただいている製品を扱うものとして、様々な立場の方に協力をお願いしたり、連携を深めたりしていくことで、このような残念な気持ちになるお話を聞く回数が減るよう、双方の立場の方々が、お互いに聞こえの壁を感じなくなる社会の一助となれるよう、情報発信の機会・場所を増やして参りたいと考えています。
新しいイベントや情報などはWebやブログを通して発信・紹介して参ります。

最後になりますが、貴重な試聴体験の場を頂戴しました岡山県難聴児を持つ親の会様、また全国難聴児をもつ親の会様に御礼申し上げます。

 

3月3日は例年、耳の日に併せて様々なイベントや講演会などが開催されています。

耳の日には1週間ほど早いですが、2月25日の日曜日に、以前のブログでお伝えしました、沖縄県沖縄科学技術大学院大学で沖縄県難聴・中途失聴者協会様が主催される福祉講演会の中で、補聴援助システムと合理的配慮についての講演をさせていただきました。

当日は聞こえのバリアを感じない世界を実現したい というフォナックの思いをご紹介させていただき、会の中で実際にロジャーをお使いいただいている沖縄県難聴・中途失聴者協会事務局長の渡久地氏からの体験談をご紹介いただきました。

会場に足をお運びいただいた皆様にはロジャーの装用体験をしていただけ、とてもありがたい機会となりました。

講演者としてこのような機会を頂戴できることが大変ありがたく、改めて御礼申し上げます。

当日会場ではロジャー、赤外線ループ、UDトークの連動と、要約筆記と手話通訳のサポートが用意されました。このように、聴覚に課題のある方もない方も、共に聞こえのバリアを感じずに過ごすことの出来る環境・状況づくりの一助になれるよう、日々努めてまいりたいと思います。

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